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ブラックモンブランブラックモンブラン -
福岡 から上京した新卒1年目。. 東京 のテレビ局でADをしていた僕は、 山口 出身の先輩AD・アキモトさんにブラモンが 東京 にはないことを教えてもらいました。. こんにちは。 福岡 県在住ライターの大塚拓馬です。. そんな想いを胸に、 佐賀 県小城市にある竹下製菓株式会社へ行って、社長にブラックモンブランのこだわりについて語っていただきました。.
ブラックモンブランとは 佐賀 県の竹下製菓株式会社が年から販売しているアイスバーです。. 名付けたのは、ブラックモンブランを開発した竹下小太郎前会長。フランスのシャモニーに出張で行った際に、モンブランの山を見て 「この真っ白い山にチョコレートをかけて食べたらさぞ美味しいだろう」 というイメージから名付けられたのだそうです。. クッキークランチのバリバリとした食感が、溶けたアイスクリームやチョコレートのトロっとした食感と混ざると、とても心地が良い。( 福岡 県出身・20代女性). 大粒でザクザクしたクッキークランチの食感がたまらない。バニラとの相性も抜群で、食べ応えがある。( 福岡 県出身・30代女性). クッキークランチの食感、地上最強説! あのザクザク感は夏に食べると最高においしいが、冬に食べるとまた一段とうまい!( 福岡 県出身・30代男性).
ブラックモンブランは子どものお小遣いで買える安さや当たりくじも魅力ですが、 「味」で選ばれている ということがわかります。. そこで竹下製菓株式会社のある 佐賀 県小城市へ!. 竹下社長: はい、本当です。アルプスの最高峰であるモンブランにあやかり、アイスクリームの最高峰を目指すという想いも込められていますね。. 竹下社長: ブラックモンブランを開発した祖父(前会長・竹下小太郎氏)は、 常に新しいお菓子のアイディアを考えている人 でしたからね。旅行に行っても現地のお菓子はもちろん、面白い食べ物があれば買って食べてみるような人でした。.
竹下社長: 寒いシャモニーの地で、 寒いときでも美味しくアイスクリームを食べるにはどうすればいいかを考えていた みたいですよ。チョコレートだけでなく、クッキークランチまでつけてより濃厚にすれば、寒い中でもおいしく食べられるという構想があったのだと思います。. 竹下社長: 祖父は私が高校生の頃に亡くなったのですが、亡くなる直前、病床でも商品開発の指示を出したりしていました。開発への熱意を生涯切らすことはありませんでしたね。. 竹下社長: 初回製造日は年の5月7日なんですが、 売れ始めたのは秋口だった と聞いています。. 竹下社長: 今でいう「冬アイス」の走りだったのではないかと、個人的には解釈しています。前会長がシャモニーの地で「寒くても美味しく食べられるアイス」をつくりたいと考え、チョコの上に、さらにクッキークランチをまぶして濃厚にしたという工夫が生きたのではないかと思っています。. 竹下社長: 発売当時は5円から10円のアイスキャンデーが主流の時代で、ミルクアイスの上にチョコ、さらにクッキークランチまでまぶしたブラックモンブランはコストがかかって、20円でした。 発売当時はむしろ高級アイスだった んですよ。.
竹下社長 :当時を知る人から「お小遣いを2日我慢して、貯めてから買いに行ってた」という話を聞いたことがありますね。長いお付き合いのあるお店から「子どもたちがブラックモンブランを運ぶトラックを覚えて、入荷を待ち構えている」という当時の話も聞きました。. 竹下社長: ブラックモンブランのクオリティは、今でも他の高級アイスに全然負けていないと思っていますよ。. 竹下社長: 最初は高価なアイスでしたが、 物価が上がっても子どものお小遣いでも買えるようにと、努力を重ねました。 その結果、気づいたら他よりも少し安いアイスになっていたという感じです。.
竹下社長: 発売開始当時の記録は残っていませんが、約40年前のパッケージの写真はありますよ。. 竹下社長: パッケージはほとんど変わっていないはずです。ロゴの形は映画館のスクリーンのイメージだったと聞いています。モンブランの山の写真とロゴ、そしてブルーがモンブランのイメージカラーですね。. 竹下社長: 実は、以前からパッケージの写真を自分で撮ってみたいと思ってたんですよ。モンブランに行ったこともなかったので、写真を撮るために行ってきました。天候との戦いでした。 もう山に雲がかかるかかる! 3泊4日はりついて、何とか撮れました。. 竹下社長: 昔に比べると氷河が溶けているらしいんですよ。祖父が開発当時に見た景色とはすこし違うのかな、とか考えたりして。感慨深かったですね。.
竹下社長: それはやっぱり点数制の少額の当たりを準備することで、当たりの本数が多くなっているからだと思います。. 竹下社長: 発売当時は「竹」の字がついていれば当たり、というものだったそうです。しかし、それは最初の3~4年程度でした。つまり、かなり初期から当たりの種類を多く用意していたはずです。. 竹下社長: プチ喜びを大事にしています。 少額の当たりでも嬉しいと思うんですよね。今日一日ハッピーみたいな。食べた後でもいろんな楽しみ方ができるというのは、竹下製菓が大事にしていることですね。. 竹下社長: 開発当時からチョコレートとバニラアイスのバランスにこだわっていたという話は聞いていますが、 一番はクッキークランチ ですね。. 竹下社長: クッキークランチにピーナッツも入っているのが、こだわっているポイントです。. 竹下社長: 開発当時、どのナッツがコクが出て、一番ブラックモンブランに合うかいろいろ試したと聞きます。ピーナッツは酸化したり難しい面もあったそうですが、ピーナッツが一番おいしかったということで決まりました。.
竹下社長: いえ、 ブラックモンブランの味は発売当時からはほぼ全部変わっています。 チョコもアイスも変わりましたし、クッキークランチも全く変わっていないわけではありません。味だけじゃなくて、包材も変わりましたし、棒も変わってますし、変わっていないところはないくらいです。.
竹下社長: もちろん今でも味の追求は続いています。日に日に進化を続けているのがブラックモンブランです。. 竹下社長: 年5月20日にミントモンブランも出しました。今年年は50周年ということもあり、ブラックモンブランのフレーバーローテーションを多めに出しています。その後は少しトンがった新商品を出したいと思います。. 竹下社長: 現状、ナショナルブランドを目指そうというつもりはありません。ただ、ブラックモンブランを食べたいと思っている人が、手を伸ばせば苦なく入手できる状態をつくりたいという想いはありますね。. 竹下社長 :私も大学時代に上京した時 「ブラックモンブランないって知ってた?」 と、私が竹下製菓の娘だと知らない人から、素で言われたことがあるんですよ。そんなふうに思ってもらえるものなんだな、と実感しました。.
竹下社長: あります。ただ、具体的な店名までは社内でも把握しきれておらず、 「ここにある」とはっきり言えないのが実情 です。以前はあったけど、今はないという場合もあります。とてもおいしいアイスだと思っているので、まだ食べたことがない方にももっと知ってもらいたいですね。. 竹下社長: スーパーよりも割高になりますが通販(下記リンク参照)ですね。通販事業は「通販で利益を上げて全国区にしたい」という想いからではなく、食べたいけど食べられない人に届けたいという想いでやっています。.
竹下社長 :クッキークランチが落ちて困るという話は、本当によく言われます……。 ブラックモンブランのパッケージを背開きにして皿がわりにして食べてください。 そうすれば、クッキークランチをこぼさずに食べられます。. 竹下社長: ミルクックは 41年目 になりますね。ミルクックとして販売する前から、もともと「ミルクセーキバー」というものをつくっていたそうです。 長崎 や 佐賀 にはミルクセーキを食べる文化がありますもんね。.
竹下社長: 発売当時、ブラックモンブランがすでに弊社の看板商品に成長していました。そこで「モンブラン」が北半球の山ということで、南半球ニュージーランドの「クック山」からとりました。. 竹下社長: トラキチくんはやわらかガナッシュとしま模様がこだわりポイントですね。きれいにしまをつくるための充填機が大変でした。. 竹下社長: 実は トラキチくんを開発した現会長は阪神タイガースのファン なんですよ。年の優勝時に感化されてつくった商品です。関西でも売ろうとしたそうなんですけど、思いのほか売れなかったようです。. 竹下社長: チロルチョコさんがアイスから撤退する際に、ご縁があって引継がせていただきました。チロルチョコさんとは、昔からお付き合いがあったんです。. 竹下社長: そうです。弊社には商品を受け入れられる素地がありました。バーアイスの棒に焼き印までできる工場が少ないんですよね。弊社だとそれもできますからね。. 竹下社長 :でも今、商品が増えているわけではないんですよ。これは40年前の商品ラインナップのポスターなんですが……。.
竹下社長: これだけ出しても、 40年前から残っているのはブラックモンブランとミルクックだけ なんです。いっぱい出しても残るものが少ない。むしろ今は売れるものに絞り込んでいるような状況です。. 竹下社長: 逆に言うと、2品残っているだけでもとてもありがたいことです。ブラックモンブランとミルクックに助けられたと思っています。. 竹下社長: 結果論になるんですけど……。 お客様のことを考えて、真摯な商品づくりをしてきた というのは、祖父(前会長)や父(現会長)を見ていて思うんですよね。その部分をお客様にも感じて頂いているのではないかと思います。. 竹下社長: 50周年を機に、 九州出身の皆さんにブラックモンブランを思い出してもらいたい ですね。まだ、ブラックモンブランをご存じでない方にも「50年続いているアイスなんだ」というところから、興味を持ってもらえると嬉しいです。 たくさんの人に「ブラックモンブランを食べてみたい」と思ってもらえる年にできればと思います。. エリア 料理ジャンル 記事ジャンル リポーター 連載 記事一覧.
jp ちなみにこのキャンペーン、円分のブラックモンブラン(カップ)を購入したレシートを郵便はがきに貼って送ると、QUOカードやオリジナル商品が当たるそうです。 年2月29日の当日消印まで有効なので、ぜひチャレンジしてみてください! 50周年のブラックモンブラン。九州出身のあなたも、そうでない方もぜひ食べてみてくださいね。 書いた人:大塚たくま 福岡に住む九州を愛するライターで二児の父。グルメ、旅行、子育てに関する記事を多数執筆。便利で心を動かす記事を書きたい。取材が大好きで、情報量の多い記事を目指しています。 Twitter: ZuleTakuma 過去記事も読む.
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